介護職での主婦層の活躍

介護施設で働いているのは介護福祉士などの資格を持った正社員の人であると思うかもしれませんが、実は主婦層を中心とした派遣やパートの人々が、縁の下の力持ちとして、介護現場の大きな戦力となっています。

派遣やパートで働いている人の年代は20代から70代までと非常に幅が広いことも特徴で、産休や育休後に働き始めた人や、老後の資金作りのためという人、生活費の足しにしたいという人までその内情は様々です。

介護の職場は元気な女性が大いに活躍できる場であり、みなさん精力的に仕事をこなしているようです。資格を必要としていない施設や未経験でも歓迎している職場もあるため、介護の分野が初めてでも飛び込みやすい環境になっていることが、主婦層が活躍できる要因になっているかもしれません。

仕事内容はと言えば他の正社員と変わらず、入浴の介助や排せつの介助、身の回りのお世話やレクリエーションの運営が中心になっています。施設によっては教育制度を設けている場合があるので、働きながらスキルを身に付けることができます。

勤務時間も融通が利く場合が多く、小さなお子さんがいる人や夜勤はできないという人でも、自身の生活ペースに合わせて柔軟に働くことができるのが特徴です。人手不足が深刻な介護施設も多いため、非正規社員として採用され働いたのち正規社員として雇用されるケースもあるため、ステップアップを図ることも可能になっています。